目次

1)エアコン掃除は自分で出来る?プロに依頼するべき?

エアコン掃除をした方がいいと思っているが「どうやったらいいのかわからない。」「高い所にあるし自分でやるのはちょっと…」という方は多いと思います。
家庭用エアコンは自分で簡単に掃除が出来ます。
しかし簡単に出来るといっても全てではありません。
自分で出来る範囲はフィルター掃除と本体の拭き上げです。(2週間~1か月に1回)
それしか出来ないの?と思った方もいるかもしれませんがこの2つを定期的に行うだけでもエアコンにカビが生えるのを予防したり、フィルターの目詰まりを防いで電気代の節約にもつながるんです!

エアコンクリーナー(スプレー)は注意が必要!?

エアコンの内部を自分で掃除しようと市販のエアコンクリーナーを買われる人もいると思います。
これはコストを抑えて掃除ができるものですが、使用には注意が必要です。

エアコンクリーナー(スプレー)を使うと、流しきれなかった洗剤などの汚れがこびりつくことがあります。
また、エアコン内部の濡れてはいけない部分が濡れたりと故障や火事の原因にもなります。

エアコンメーカー各社はエアコンクリーナーを使用しないことと呼びかけています。
内部の掃除はプロに依頼するようにしましょう。

2)自分で簡単エアコン掃除方法!

実はエアコン掃除は自分で簡単に出来るんです。
特別な掃除道具も必要ありません。初めてやる人でも40分くらいで出来ると思います。
毎回全ての工程をしなければならないわけではありませんが覚えておいて損はないと思いますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

①エアコンの電源プラグを抜く

漏電を防いだり、掃除中エアコンが動かないように必ずエアコンの電源プラグは抜くようにしましょう。

②エアコン本体の上のホコリを取り除く

エアコン本体の上にたまったホコリをハンディモップ等で取り除きましょう。
掃除中にホコリが舞い散るのを防げます。

③フロントパネルを開ける

エアコンの取り扱い説明書を見てフロントパネルを開けます。
無理に開けると破損することがありますので注意が必要です。
※開けるときにバキッと音がなる事がありますが、力を入れすぎずそっと持ち上げるようにしましょう。

④フィルターを外す

ホコリが舞い散る可能性があるので、ゆっくり引き抜いて下さい。

※フィルターにホコリが大量についている場合には、外す前に掃除機で吸い取ってから外しましょう。

外した後に掃除機で全体のホコリも取っておきましょう。

⑤フィルターの水洗い

お風呂場や洗面所等でシャワーの水圧でホコリを流します。
この時シャワーはフィルターの裏面から当ててください。

※表面から当てるとホコリがフィルターの穴に押し込まれてしまいますので必ず裏面から当てるようにしましょう。

⑥ホコリが残っていたらブラシで落とす

掃除機で吸い取ったり、シャワーで洗っても落としきれない事があります。
そんなときは、やわらかめのブラシ(古い歯ブラシ等)で台所洗剤を少量かけて優しくこすって落としましょう。

※強くこするとフィルターが破けることもあるので注意が必要です。

⑦タオルでしっかりふき取って乾かす

フィルターが綺麗になったらタオル等で水気をしっかりとり乾かします。
乾いたらエアコンに取付ましょう。

※水気が残っている状態で取り付けてしまうとカビや臭いの原因になるのでしっかり乾かすようにしましょう。

⑧本体の拭き上げ

洗ったフィルターを取り付けたらフロントパネルや風の出てくるところの羽(ルーバー)等を水拭きで拭いてください。

※水拭きをするときはプラスチック部分のみにしてください
他の部分は濡れたら故障の原因になる箇所もあります。
洗剤も故障の原因になるので使うのはやめましょう。

プロのエアコンクリーニングの内容

クリーニング業者にエアコンクリーニングを依頼すると上記のように出来る限り分解し、自分では出来ない内部まで高圧洗浄してもらえます。

自分で出来ない部分も高圧洗浄機を使い洗浄します。
もちろん自分で出来るフィルターやエアコン本体の掃除も作業内容に含まれます。

業者により金額はまちまちですが、10,000~15,000円くらいが相場です。

エアコンには様々な機能がある

よくお掃除機能付きは勝手に掃除をしてくれるからクリーニングは必要ないと思っている人が多くいますがそれは間違いです。
このお掃除機能付きエアコンとは「フィルター自動お掃除機能付きエアコン」で、お掃除してくれているのはフィルターだけです。

お掃除機能付きエアコンの種類はダストボックスに掃除したホコリをためるタイプや、外にホコリを排出するタイプなど様々です。
どのタイプにしてもたまったホコリは自分で掃除しなくてはなりません。

他にも内部クリーン機能と呼ばれる機能がありますが、これは冷房運転中に発生した結露を送風暖房運転を行い乾かします。
カビやにおいを予防するといった機能ですが、既に発生しているカビやにおいを取り除く効果はありません。

まとめ

ここまで紹介した自分でエアコン掃除をするメリットは、必要な道具が家にあれば安く済ませられるところです。
しかしできる範囲が限られているので匂いがする時などはプロに依頼しましょう。

自分でこまめに掃除をしつつ、季節の変わり目でプロにエアコンクリーニングを依頼するようにした方がいいと思います。


次回はレンジフード(換気扇)のお掃除についてご紹介します。